伝統技術を箔押し機に託した企業
日本では以前から、数多くの伝統王芸が存在しています。
京都であれば西陣織、徳島県は藍染・伊豆大島だと大島紬です。
さらには大都会の東京でも、江戸切子などの工芸品があります。
どの地方の品でも共通をしているのは、後継者がいないという点です。
何百年も受け継いできた技術を託すというのは、非常に長い経験と下積み時代が必要になります。
現代ではその世界に足を踏み入れる若者がいないため、技術継承が途絶えてしまいました。
北陸地方の金沢市では、約500年前に誕生した箔押しという工芸があります。
箔押しという技を最新の箔押し機で再現をした会社があり、大きな話題となってニュースでも取り上げられました。
その会社はカタニ産業株式会社で、1903年に石川県金沢市で誕生しました。
伝統を守り続けるというコンセプトを掲げており、その言葉通りに最新の技術で保持をされているところです。
創業期から金細工加工を専門とされてきたものの、毎年工芸師の数が激減をしてきたところです。
2005年に市内の大学と共同開発をしたマシンを導入して以来、再び高品質な箔押しを実施できるようになりました。
箔押し機では箸や釣り竿、スマートフォンケースや漆器などに金を塗布することができ、これまで職人が時間をかけておこなってきた作業を短時間で完結させることも可能です。
箔押し機は世界でもカタニ産業株式会社でしか導入をされておらず、世界で唯一のオートメーション化をした工芸工房です。